骨盤腹膜炎の治療



手術後の足の痺れ、そしてやっぱり痛かった

骨盤腹膜炎で卵巣嚢腫切除(右卵巣と卵管の切除)の手術を受けました。
無事手術が終わり、人工呼吸用の管(チューブ)も抜きました。
しばらくは手術室の外で様子見です。

 

 

手術は無事終わったけど左足が・・・

ちょっとしてから、麻酔科の先生が「足を動かしてみて」って。
私は足を動かしました。ちゃんと動きます。
でもなんかちょっと違和感が・・・。

 

次は「足が痺れたりってことはない?」って先生。
私は「左足が痺れてるみたいな感じがします。」って答えました。

 

我慢できないほどの違和感ではありません。
ほんのちょっとなんですが、なんか、痺れてるんです。

 

先生いわく、硬膜外麻酔をするときに麻酔薬が下に向かって(重力に沿ってということね)流れることがあって、その影響で痺れが残っているんだろうということでした。
私、左足を下にしていたので、それで左足が痺れているんだろうと。

 

「しばらくすれば痺れはなくなると思うから」と言われ、ちょっと様子見することになりました。

 

 

それからしばらくして病室へ帰ることに。
手術が終わって目が覚めてから10分か20分くらいだったのかな、もっと長かったのかな、ちょっとはっきり時間はわからないというか覚えていないんですが、酸素マスクをつけて病室へ戻りました。

 

酸素マスクだって・・・。
なんか、思った以上に重病人だったようです。

 

 

病室に戻ってから

病室に戻ると、足にフットポンプをつけました。
血流が滞らないように、ふくらはぎを自動で締め付けたり緩めたりする機械です。

 

マッサージ器にも血流をよくするための似たような機能がありますよね。

 

 

あっ、そうそう。
病室に帰ってくるときには尿道に管が入っていて、さらにオムツをしていました。

 

オムツは女性器(付属器)の手術だから仕方ないんだと思いますが、やっぱりちょっと恥ずかしかったです。
とはいっても、出血しちゃうことだってあるんだろうし、手術して動けないんだからしょうがないですね。

 

それと家族には、さっきまで喉に人工呼吸のための管(チューブ)が入っていたので、先生からは「しばらくは声も出づらいので、あまり長い時間話さないように」と言われていたようです。

 

確かに、病室に戻ってすぐくらいは声が出づらかったんですが、しばらくすると普通に声が出るようになりました。

 

 

手術後の体温は?

1時間くらいすると、熱を測りに看護師さんがやってきました。
熱は38.3度でした。

 

「あー、熱下がらないなー」って思っていたんですが、手術終わった直後は発熱するし、38度くらいあっても普通なんだそうです。

 

私の場合は、手術前から発熱していたので、「熱が下がらない」と思ったんですが、普通は「発熱する」んですね。
お腹切って内臓切り取るんだから、そりゃぁ発熱もしちゃいますよね。

 

悪いところは全部取ったので、あとは熱も下がってくるから心配する必要ないよ、って看護師さんに言われてほっとしました。

 

やっぱりまだ点滴・・・

手術後も抗生物質の点滴は続いています。
手術前の点滴とは違って、感染を予防するための抗生物質の点滴だそうです。

 

もう感染部位はないってことなので、今度は「予防」なんですね。

 

 

時々看護師さんが、床ずれを防止するために身体の向きを変えに来てくれました。
麻酔はまだ完全には切れていなかったんだろうと思うんですが、身体を動かすのは痛くて大変でした。

 

ちょっと動くとお腹や傷に激痛が走る、そんな感じでゆっくりしか動けません。
背中から硬膜外麻酔の薬が入っているおかげで「このくらいの痛みですんでいる」ということらしいのですが、それでも激痛です。

 

やっぱり硬膜外麻酔が入っててよかった、そんな風に思ってました。

 

 

・「No.29 卵巣嚢腫の手術にドレーンが・・・」へ続く



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