卵巣嚢腫の手術後に大変なことになっていることに気づいた
卵巣嚢腫切除というか、片側(右側)の卵巣と卵管を切除する手術を受け、病室に戻って4時間たったところでやっと水分補給の許可がでました。
許可がでたというか、4時間経って吐き気などがなければ水分をとってもOKということだったので、看護師さんが吐き気の有無を確認したんでした。
私はほぼ動けないので、ペットボトルにストローを挿してもらって、首だけちょっと曲げて水分補給しました。
水です。
ポカリスエットのようなドリンクでもいいのかもしれませんが、まずはやっぱり水からってことで。
ストローは、先が曲がるものが便利です。
吸い飲みを使わないと水分補給は無理かなーって思ってましたが、ペットボトルでも大丈夫でした。
でも、ペットボトルは蓋ができないので斜めにするとこぼれそうになっちゃいます(笑)
そうそう。
最近はいろいろな形の吸い飲みがあるようです。
抗菌剤が使われているものもあるんですね。
あっ、本題に戻ります。
私の場合、水分の摂取制限はなかったので、飲みたいだけ飲みました。
看護師さんには「飲むねぇ〜」なんて言われながらね。
久々の水分。
喉が渇いていたので、やっと潤ったって感じでした。
そういえば骨盤腹膜炎だったんだ・・・
私、卵巣嚢腫というか卵巣と卵管の切除という手術を受けたわけですが、よく考えたらそもそもは骨盤腹膜炎だったんでした。
というのは、看護師さんがお腹のあたりに置いてあった袋の中身を確認していたのです。
意識がはっきりしていなかったときだったかなぁ、そういえば先生が「卵巣嚢腫の腫れた部分と子宮が癒着していて、剥がすときに破れてしまったのでお腹の中を丁寧に洗った。お腹の中の様子を確認するために、チューブが入っている。」というような内容のことを言ってたような・・・。
そうなんです。
お腹の中からチューブが出ていて、その先には袋がつながっていたんですが、その袋を看護師さんが確認していたんです。
生々しい話ですが、浸出液(体内から出てきた液体;血の混じった生理食塩水だと思われる)の量を確認し、ある程度溜まると排出させていました。
これを見て私は、「あー、そういえば私は骨盤腹膜炎だったんだ。」って思ったわけです。
細菌感染していた卵巣が破れてしまったので、体内に散らばってしまった細菌を洗い流すために生理食塩水を使い、そしてその細菌がほかの場所に炎症を起こしたり膿んだりした場合に身体の外からでも確認できるようにチューブを出している、そういうことだったんです。
手術前の説明で、手術内容によってはドレーンチューブが入った状態で手術室から帰ってくることがあるという話はあったのですが、「まさか自分がね」そんな感じです。
たぶん、「ただの」といったらおかしいですが、ただの卵巣嚢腫の手術ならドレナージ(ドレーンチューブを入れて体内の血液などを出すこと)なんて必要なかったのでしょう。
でも私の場合は細菌感染していて、手術後も内臓が膿んでしまう可能性が残っていたので、ドレーンチューブを入れて様子を見ていた、そういうことなんですね。
先生から聞いた話では、ドレーンチューブは身体の中と外をつないで体内の血液などを出す役割がある他にも、悪い菌の活動を弱める働きがあるとのこと。
大体の悪い菌は嫌気性の菌(酸素がない状態で活発になる菌)で、ドレンチューブを出すことにより、多くはないですが体内に外の空気(酸素)が入るので、嫌気性菌の活動が弱くなるんだそうです。
一石二鳥というか、そういう作用もあるのでなおさらドレーンチューブを出したということのようです。
予定では、2〜3日くらいでこのドレーンチューブは外せるということでした。
・「No.30 卵巣嚢腫の手術翌日の様子」へ続く
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