熱が下がらないのは卵巣嚢腫が原因!?



熱が下がらない原因は・・・

熱が出てしまった原因がよくわからないまま4日間を寝て暮らした私。

 

「初めは疲れが出てきたのかな、忙しかったもんなー。」なんて軽く考えていたんですが、5日経っても熱が下がらない・・・。
抗生物質も解熱剤も、ちゃんと薬は飲んでるのに。

 

結局、大きな病院の内科で精密検査を受けることになりました。

 

 

私の診察の番になり、先生に今までの経緯を話しました。
そして先生は、私をベッドに横にさせてお腹を押し始めました。

 

お腹を押されると痛い・・・。

 

通じがつくとき(つまりうんちが出るとき)にちょっと今までとは違う強い痛みはあったのですが、お腹を自分で押してみたことがなかったので気づかなかったんです。(前に診てもらっていた内科の先生も押さなかった)

 

それから、血液検査と造影剤を使ったCTを撮ることになりました。

 

 

血液検査と造影剤でのCTの結果は・・・

血液検査とCT造影検査を終えて待合室で待っていると、先ほど診てくれた内科の先生が「大丈夫?」と声をかけてくれました。
そのときは、血液検査の結果だけが先にわかっていたようなんですが、結果を見て、座ってて大丈夫なのか(横にならなくても大丈夫なのか)と思ったらしいのです。

 

CRPの数値は15.6mg/dl、白血球の数は9900を超えていました。
おまけに軽い脱水症状を示していたようで・・・。

 

CTの結果が出てからまた診察室へ呼ばれました。

 

 

内科の先生は、CTの結果を見て、胃腸の問題ではなく婦人科系の疾患だろう、と。
内科の領域ではないので、これから婦人科で診てもらえるように手配した、と言うのです。

 

さらに、「婦人科で詳しく説明があると思うけど、たぶんこのまま入院して点滴だね。」と言われました。
CRP値が高くて、すぐにでも抗生物質の点滴を始めなければならないような状態だということでした。

 

 

まずは婦人科で診てもらうように、ということだったので、そのまま婦人科へ移動です。
「やっぱりこっちだったか・・・。」と思いながら、診察を待ちました。

 

婦人科は定期的に通院していたので、この待合室の風景は珍しくもなんともなかったのですが、熱が上がっている感じがしていました。
診察の前に、もう一度体温を測ったら、38.5度でした。
さっき内科の診察前に測ったときは36.9度だったんだけどなぁ・・・。

 

 

この日は私をいつも診てくれている先生の担当日じゃなかったので、違う先生に診てもらいました。

 

いつもの診察と同じように超音波でまずは子宮周りや卵巣などを診ていくんですが、右のほうを押されると痛いんです。
先生がちょっと膣の奥のほう(右のほう)をつんつんってしただけで激痛が・・・。

 

先生は「ここ痛いよねー。そうだよねー。」なんて言ってるし。
やっぱりわかるんですね、先生は。

 

 

で、診察してもらった結果、骨盤内が炎症を起こしているということが分かりました。
病名は骨盤腹膜炎。

 

CRP値が15を超えているので、扱い的には「重体」なんだそうです。
でも私、「熱はあるけど結構普通に動けてるけどなぁ・・・。」そう思ってました。

 

 

先生は、「すぐに入院して治療が必要なんだけど大丈夫?」と聞いてきます。
ってか、「このまま今すぐ入院できる?」と聞くのです。

 

「あらら・・・。今すぐ?そんなにひどい状態だったのね。」そんな感じです。

 

私にはなんか、他人事というか自分のことじゃないんじゃない?というか・・・。
違う世界に来ちゃった感じでした。

 

とはいっても、「重体」ということですから、入院は必要です。
私は「入院に必要な道具は家族に持ってきてもらえるので、今すぐ入院でも大丈夫です。」と答えてました。

 

 

・「No.20 入院初日、血液培養の採血ができない。なぜ?」へ続く



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