排気ガスの臭いと頭痛、この症状と原因は?



臭いに敏感な私は、排気ガスの臭いと頭痛に数日間悩まされていたのですが、私以外の人には「排気ガスの臭いは感じない、臭いはしていない」ということがわかりました。
どうやらこれは「異臭症」という嗅覚障害のようで、ストレスが原因になることがあるようです。

 

異臭症の症状や原因などを調べてみました。

 

私だけが臭う、他の人には臭わない

事の始まりは排気ガスの臭いにやられて頭痛が始まったことでした。
私は臭いに敏感で、特に香水や有機溶剤系の人工的な臭いが苦手です。

 

そんな私に、「マンションの外壁のペンキ塗り」が襲ってきたのです。

 

ペンキ塗りの工事中、窓や扉は閉めていたのですが、うっかり換気扇を回してしまい、室内へペンキというか有機溶剤(シンナー系、ラッカー系)の臭いが入り込んでしまったのです。
すぐに頭痛が始まってしまいました。

 

窓を開けたらもっと頭痛がひどくなってしまうのが容易に予想できたので、換気扇を止めて臭いがなくなるのを待ちました。
しょうがないので、数日間頭痛がするのは仕方ないと、諦めモードです(泣)

 

翌日は換気扇を回すことなく過ごしたのですが、なぜか排気ガスの臭いがしてきます。
息苦しいということはなかったのですが、排気ガスの臭いはなかなか消えません。

 

おかしいなと思ってはいたのですが、その翌日も排気ガスの臭いがします。
焦げ臭い感じの臭いにも近いかもしれません。
その翌日になっても臭いは消えません。
おかしいなと思いながら数日が経ちました。

 

でも、臭いがするのはどうやら私だけのようなのです。

 

臭いの元がないのに臭いを感じてしまっているらしい

ペンキ塗りをしている間、近くに排気ガスを出してしまうような、例えば、エンジンがついた装置を動かしているのかと思ったのですが、そういった装置は見当たりません。
ペンキ塗りが終わっても、排気ガスの臭いがします。

 

つまり、臭いの発生源がないのに、私だけ臭いがしてしまうのです。

 

私だけ排気ガスの臭いがするということがわかったので、鼻の病気か何か?と不安になりました。

 

そこで、インターネットで調べてみたところ、「異臭症」という「自分だけが異臭、悪臭を感じてしまう症状」に悩んでいる人がいるという情報が出てきました。

 

もしかすると、私もこの「異臭症」かもしれません。
もう少し調べてみました。

 

異臭症とは?どんな症状が出る?

異臭症とは、大きな分類でいうと嗅覚障害、嗅覚異常の一種とのこと。
異臭症のうち、私のように臭いの元がないのに臭いがしてしまう症状を「自発性異臭症」といい、ある臭いを違う臭いとして感じてしまう症状を「刺激性異臭症」というそうです。

 

異臭症の症状でどんな臭いがあるかというと、私のように排気ガスの臭いがする人もいますし、焦げ臭いにおい、煙臭いにおい、ガソリンのような臭いがする人が多いようです。
アンモニア臭がするという人もいるようですが、アンモニア臭の場合は「疲労臭」というもので、異臭症とは別ものと考えられます。

 

私は臭いに敏感で、香水の臭いや洗濯の柔軟剤の臭い(この場合は香り?)、有機溶剤系の臭いなどにすぐに反応してしまい、頭痛が出てしまいます。
ひどい日は頭がガンガンしてしまい、動くのも辛いほどになってしまうほど敏感です。

 

そんな状態なので、当然のように排気ガスの臭いにもやられて頭痛が出てきてしまいました。
異臭症で悩んでいらっしゃる方の中には、私のように頭痛が出てきてしまう人もいるようです。

 

症状は、悪臭・異臭が一時的に出ては消えるという人がいる一方、持続的に続く人もいます。
また、空気が乾燥している時に悪化しやすく、朝起きがけの時は症状が軽くなるという特徴があるようですが、私の場合は一時的に出ては消え、朝が一番臭いが出ていることが多いです。

 

異臭症の原因は?

異臭症の原因ははっきりと解明されているわけではないものの、直接的には嗅覚の細胞や神経に問題が起こるために出てくる症状とのこと。

 

原因というか症状の発症のきっかけには、風邪やインフルエンザなどの感染症や加齢によるもの、脳の障害、事故などによる脳の外傷や睡眠不足、ストレスが原因になることもあるようです。
ストレスによって脳が正常に働かなくなってしまい、体の様々なところに悪影響が出てきてしまうのはよく知られているところですね。

 

嗅覚障害や嗅覚異常という点からみると、副鼻腔炎(慢性の場合は蓄膿症のこと)やアレルギー性鼻炎など、鼻の病気(症状)や食生活の乱れによる亜鉛不足や飲み薬の影響なども原因になることがあるようですが、これらが異臭症の原因かというと特定はできないのが現状なのだそう。

 

いろいろ情報を探してみたのですが、結局わかったのはこのくらいで、何かのきっかけで症状が発症してしまう、直接的な原因は嗅覚の細胞や神経に問題が出てしまうから、ということのようです。

 

最近ではコロナの後遺症で異臭症と同じような症状が出ている人もいるそうで、原因、きっかけは人により様々。
私の場合、原因として怪しいのは「ストレスと睡眠不足」です。
脳の障害もあるかもしれません。

 

というのは、私は数か月前から、閃輝暗点(せんきあんてん)という目の病気というか症状が出ていまして。
眼科で診てもらったところ、ストレスによる大脳皮質の血管のけいれん、収縮が原因だと診断されていたので、この臭いももしかしてストレスが原因?と思っています。
睡眠不足、睡眠障害はかれこれ1年以上続いているので、ペンキの臭いをきっかけに脳の機能が暴走してしまったのかもしれません。

 

異臭症が続いてしまう期間は?

この異臭症、とにかく不快感が続くので、早くこの症状から解放されたいものです。
どのくらいの期間が続くのか、繰り返すのか、どうしたら改善できるのか、完治するのかを調べてみたのですが、ブログなどを探してみてもあまりヒットしません。

 

数少ないヒットした情報を見ていると、1ヶ月くらい続いているのでどうにかしたいという記事がありました。
私の場合はすでに数日経っているので、1ヶ月もこの排気ガスのような臭いや頭痛が続いたらたまらない・・・と、ブルーになっているところです。

 

異臭症の治療法は?

とはいっても、症状を改善するために治療法があるだろうと、耳鼻科での治療や薬、市販薬があるのかなど、これまたいろいろ探してみたのですがなかなかコレというものがヒットしません。

 

外的な障害によるものが原因となっているのがわかった場合などは、その原因を治療すればよいと記載がありました。
また、外科的治療で改善する人もいるようですが、治療法が確立されているわけではないというのが実態でした。
ですが、よく考えたら、そもそも異臭症の原因がはっきりしないのであれば、治療法が確立していないのもある意味納得してしまうわけで・・・。

 

ただ、いろいろなサイトを見ていてわかったのは、生活の質を上げると症状が改善、緩和される場合があるとのこと。
例えば、十分な睡眠をとる、食生活を改善する(バランスのよい食事をとる)などで自律神経のバランスを整えるようにすると症状が和らぐというものです。
ストレス緩和が異臭症の緩和につながっていると読み取ることもできますね。

 

 

私の場合は閃輝暗点の症状が出ていることから、脳に障害が出ていることは明らかです。
実は閃輝暗点の症状が出る前に、突然耳が聞こえなくなってしまったこともあります。
一時的なもので、すぐに聞こえるようになったのですが、この時には耳鼻科で検査してもらいました。
その結果、ストレスが原因の一時的な血流遮断によって耳が聞こえなくなってしまったのだろうとの診断でした。

 

ストレス、よくないですね。
いろいろなところに、様々な症状がでてきてしまいます。
おそらく私の場合は異臭症も、ストレスによって脳の機能が正常に働かなくなってしまったことが原因になっているのではないかと思っています。

 

まずは、とにかく脳を休める(ストレスからの解放)ことで血流が改善すれば、閃輝暗点の症状は緩和すると眼科の先生から言われているので、ストレスを貯めないような、ストレスを解放するような生活をするように努めてみます。

 

眼科の先生曰く、脳を休めるには「ぼーっとする、何もしない、仕事なんてもってのほか」だそうです。

 

異臭症と思われる症状が出てから、耳鼻科へ行くことも考えました。
ですが、原因がわからない、治療法が明確になっていないということであれば、行っても改善は期待できないかな・・・
ということで、異臭症の症状が消えてなくなることを祈りつつ、しばらく「ぼーっとして」過ごしてみようと思います。